健全な経営のための収益力アップについて(2) ~将棋道場編~

2020年6月25日

前回の記事に引き続き、今回のテーマも「健全な経営のための収益力アップについて」です。

 

現在のうちの収益業務としては、

  • 将棋教室業務
  • 将棋道場業務
  • 外部イベント補助受託業務

以上の三つがあります。

 

今回はそのうちの一つ、将棋道場の現状(2020年2月時点)とこれからについて書いてみます。

将棋道場の収益力アップについて

将棋道場の現状(2020年2月時点)

この時点での将棋道場の月の述べ来場者数は、

  • 大人 75名
  • 学生・女性 141名

以上の計216名でした。過去と比較しても、全体的に多めの月だったと思います。

 

また、道場の営業時間は、

  • 平 日 13時から21時
  • 土日祝 12時から21時

で営業しています。

 

そして、通常の道場営業の他に原則週1回、道場内イベントとして将棋大会(賞金制)を行っています。その他、年に2回行っている将棋合宿等のイベントを開催しています。

 

さて、将棋道場関係としての売上は、道場の席料売上将棋大会の参加料およびイベントの参加料の合算となります。この月は特別なイベントは開催しておらず、席料収入と将棋大会の参加料が道場関係の売上となりますが、そのうち将棋大会の参加料はほとんど賞金として経費になってしまうので、実質席料売上のみが道場関係の売上となります。

 

その上で、全売上に対するそれぞれの割合は、

  • 席料売上 39%
  • 将棋大会参加料 12%

という数字になりました。

 

今後、将棋道場の売上を増やす方法としては、席料売上を増やすかイベント関係の参加料を増やすかの二つが主な手段となります。今回は、この二つに絞って検討してみます。

席料売上を増やす

席料売上を増やすには、文字通り来場者数を増やすしかありません。簡単にできることではないですが、とりあえず今できることを考えてみます。

情報配信方法の改善

現在、イベント情報等の案内は、

  • ハガキの発送
  • ホームページやブログに掲載
  • SNSの利用
  • 道場内の張り紙

以上の手段で行っています。

 

すでにある程度のことは実行していますが、もし今後改善していくとすれば「ハガキの発送」という手段をできるかぎりネットを利用する形に移行して経費削減、また、それに伴うSNSの利用拡大ということになるかと思います。

 

ハガキの発送に関しては、ネットを利用しない方もいらっしゃいますから完全には無くせないですが、アンケートを行う等の方法によりハガキによる告知が必要な方を絞り込みたいと思います。またSNSに関しては、現在教室と同じくTwitterや公式LINEアカウントを現在利用していますが、さらにFacebook等の他のSNSの利用も検討していきます。

 

これに関しては、道場のSNSに登録してもらうための営業活動も積極的にやらないといけないですね。

道場内大会の拡充

うちの道場内で開催している将棋大会は、参加料のみではなく席料もいただいています。その分、参加料のほとんどを賞金として配分する形で大会の価値を上げています。そして大会が終わった後も、席料をいただいているのでそのまま道場で将棋が指せるようになっています。そのためにできるかぎりスピーディーな運営を行い、大会後に指す時間もある程度残るように心がけています。

 

また、現在行っている道場内大会はスイス式で行い基本的にはクラス分けをしていませんが、月1回だけクラス分けをして開催しています。これに関しては若干ですが賞金額も上げて、他の週の道場内大会との区別化を図っています。

 

現状やっている部分に関してはすでに少しずつ改善をしているので、今後の方向性としては道場内大会の拡充を目指すことになると思います。具体的には、現在行っていないトーナメント戦3人一組による団体戦等を実行可能か検討したいと思います。トーナメント戦には、1回組み合わせ抽選をしてしまえばその後スタッフの運営労力がほとんど必要ないこと、また団体戦は、チーム戦な分だけ参加人数の増加による売上増が見込めること等のメリットがありますから、余裕があれば開催してみたいですね。

イベント系の売上を増やす

現在、将棋道場でやっている継続的なイベントとしては、原則年2回行われている将棋合宿があります。基本は一泊二日で初日は指導スタッフ陣による指導参加者同士の対局、二日目は合宿先の近くで行われる将棋大会に参加するか、もしくは近隣の将棋教室等の団体との交流戦という形で開催されています。これに関しては、人数的に30名ぐらいは参加者を確保できていますし、合宿参加者および同行する保護者の方からも参加料をいただいていますので、それなりの売上が上がるイベントになっています。

 

そして、この他にこれから継続的に開催・成長させてきたいのは、プロ棋士の方を呼んで開催する指導対局や夜の懇親会がセットになったイベントですね。

 

実は今年の6月に第1回をやる予定で手配していたのですが、新型コロナウイルスの影響で流れてしまいました(泣)。残念ではありましたが、これにめげずに、時期が来れば再度企画を練っていきたいと思います。

 

プロ棋士の方に相応の額の謝礼を確保した上で道場の収益に資する規模となると、それなりの参加料を設定することになります。そのためには、イベント内容をしっかり練り込んで魅力あるものとすること、そして参加勧誘のための営業活動をしっかり行わないといけません。

 

どれもスタッフの方の体制をしっかり整えないと、労働力的にかなりシビアになってしまいますので、そこらへんもしっかり検討して今後の活動を充実させていこうと思います。

 

正直今は、イベント系の業務は新型コロナウイルスの影響によりほとんど打つ手がない状態です。ですから、今は耐えて待つしかありません。

 

おそらく日本全国に、同じ思いをされている将棋道場・教室の関係者の方が大勢いらっしゃることでしょう。私の、今後への「諦めない気持ち」を形にしたこの記事が、少しでもその方々へのエールになれば大変嬉しく思います。

 

今回は以上です。

ご覧いただきありがとうございました。

 

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