将棋教室で将棋普及指導員が指導することのビジネスメリットについて

2020年6月25日

以前の記事の関連で、将棋普及指導員とビジネスについて書いてみます。

 

今回のテーマは「将棋教室で将棋普及指導員が指導することのビジネスメリットについて」です。

 

うちの将棋教室の存在を活かして、子どもたちの将棋指導を志す将棋普及指導員の方うちの教室の双方にメリットのある形がないかな~と考えてまとめてみました。考えた時間が30分程度の話なので、暇つぶし程度に思って読んでください(汗)。

将棋普及指導員の育成とビジネス的価値

「将棋普及指導員」資格の課題点

今の将棋界でアマチュアの方が、主に子どもたちへの将棋指導および育成をやってみたいと思った時、まず考えるのが「将棋普及指導員」という資格の取得だと思います。以前の記事で少し書きましたが、この資格を取得すると日本将棋連盟公認という形で将棋教室を開催することができます。

 

ただ、その実情はほとんどがボランティア活動みたいなもので、専業でやっている方もしくは副業としてそれなりの収入を得ている方、というのはそうはいらっしゃらないのではないでしょうか。もちろん、最初から収入を得る手段ではなく、将棋普及の意思を以て取得されている方が多いと思います。

 

それはとても素晴らしいことだと思うのですが、残念ながら、ビジネス面において現在の将棋普及指導員という資格の価値は、あまりないといっていいと思います。

 

その主な理由としては、

  1. 将棋の価値的認知度がまだ低い(将棋を学ぶ効果等の認知度が低く、需要が少ない)
  2. 将棋普及指導員という資格が、その指導力を保証するものではない(資格取得の際、指導に対する力量や考え方等をチェックするものがない)
  3. 指導力を上げるための研鑽の場がない
  4. 個人で生徒を集めることがなかなか難しい

等が考えられます。

 

1については、やはり地道な普及活動と将棋を通じての子どもの成長における効果等をアピールしていくことが大事だと思います。2は資格取得制度そのものの改善、という話になると思います。一例としては、資格取得者に対し指導に関する研修等を義務づけるとかでしょうか。そして課題3と4については、うちの将棋教室の存在が利用できるのではないか、と考えてみました。

 

つまり、将棋教室で将棋普及指導員の方に指導をしていただくことが、双方のメリットになるのでは、と思ったのです。

ビジネスメリット

普及指導員側

  • 指導の経験値の積み上げおよびノウハウ吸収による指導力の向上(いろんなタイプの生徒を指導できる)
  • 指導実績PR効果がある(教室のネームバリューを利用できる。例:○○教室将棋講師等の肩書が手に入る等)
  • 将棋教室に対して依頼のあった仕事を紹介してもらえる(外部教室への講師派遣等、ビジネスとしての価値が上がる)

将棋教室側

  • 経費をかけずに指導スタッフの人材不足問題を解消できる
  • 地域における将棋普及活動の活性化(将棋人口の増加に寄与)
  • 外部から依頼のあった仕事を、人手不足を理由に断らなくて済む

私は、指導力というものは指導し続けて経験を積み上げてこそ上がっていくものだと思います。ただ、昨今将棋道場等は減少しており、なかなか個人の活動では指導の経験値もネームバリューも上げづらくなっています。ですから、双方が将棋教室の存在を利用して上記のビジネスメリットを得る、という考え方もあるのではないかと思っています。

 

私の立場(将棋教室側)で考えると、やはり指導スタッフ不足外部仕事の依頼を断る、というのが気になります。指導補助のアルバイトを雇うという手もありますが、どうせなら将棋普及指導員の方の指導力の向上と結び付けた方がいいかな、と思いました。また、人手不足で断っていた外部教室への講師派遣も、将棋普及指導員の方にその話を回せばビジネスの話もできますし、依頼主の方も喜ばれるかと思います。

 

こうして「将棋普及指導員」という資格の価値が向上すればその人数も増え、結果地元地域に将棋指導の拠点が多くなるかもしれません。

 

まぁ、絵に描いた餅なのは重々承知していますし、また、将棋教室の経営面からみればライバルを増やすというデメリットもなくはないです。ですが、将棋の普及というものに大きく目を向ければ、損して得取れということになるのではないか、と考えています。

 

万が一、うちの将棋教室にこういう話があれば、ぜひ前向きに検討してみたいですね。

 

今回は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。

 

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